ポリープ
婦人科領域の主なポリープには、子宮頚管ポリープと子宮内膜ポリープがあります。
ほとんどは良性ですが、稀に悪性が見つかることもあります。
子宮頸管ポリープ
よく認められるもので症状が出ないことが多く、ほとんどは良性です。約0. 1%に悪性が見つかることがあります。出血など症状があるものや癌検診で異常が認められた場合は切除が推奨されますが、経過観察する場合には定期的な診察が必要です。
子宮内膜ポリープ
子宮内膜表面から突出した腫瘤で、症状として不正出血がみられることがあり、貧血を起こすことがあります。多くの場合、良性ですが悪性が見つかることもあるため、悪性の否定のため子宮内膜細胞診を行う必要があります。
不正出血などの症状があるものや悪性の可能性があるものなどは摘出する必要があります。特に1㎝を越えるものは自然に消えることはなく、大きくなるにつれ悪性の可能性も出てくるため摘出することが推奨されます。摘出方法はポリープの取り残しやそれによる再発、症状の再燃を防ぐために一般的には子宮鏡手術が行われます。
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子宮頸管ポリープ - 18. 婦人科および産科 - MSDマニュアル プロフェッショナル版
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